Life abroad

2つの国への留学経験がある僕が、英語や、人間関係などを語るブログ

TOEIC,TOEFL,IELTSの違いって?試験概要と目的別に取るべきテスト解説

こんにちはRYOTOです。

英語学習や将来の目標のために、何かしらの英語試験のスコアが必要だという方は多いのではないでしょうか?

しかし、いざ受験しようと思っても、TOEICTOEFLなど普段聞き慣れない言葉が出てきて戸惑うと思います。

こんなにたくさんあると、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。 そこで今回は、英語テストとして有名な「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」3つのテストの概要と受験する目敵を元に、どのテストを受験するべきなのかを紹介したいと思います。

 

 

各英語力テストの概要

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TOEIC

まずはTOEICです。

TOEICのテストは、前半100問(約45分)はリーディング、後半100問(約75分)はリスニング、合計2時間で200問に答えるマークシート形式のテストになっています。

このTOEICは海外でのやり取りや出張などの、ビジネスシーンで役立つテストになっています。

 

TOEFL

TOEFLはリーディング(約80分)、リスニング(約90分)、スピーキング(約20分)、ライティング(約50分)の4技能で構成されていて、合計4時間のテストになっています。

TOEFLは大学出願のためのテストなので、大学の講義や論文、ディスカッションや会話と言った、大学で使うような学術的な内容になっています。

 

IELTS

IELTSには、アカデミック・モジュールと呼ばれる進学用のテストタイプと、ジェネラル・トレーニング・モジュールと呼ばれる移住用のテストタイプの2種類があります。

それぞれのタイプで出題形式が若干違うものの、どちらもリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測る試験なので、TOEFLに近い試験です。

 

 

目的別で選ぶ英語試験

ここからは、具体的に目的別にTOEFL,TOEIC,IELTSを比較していきたいと思います。

 

 

 日本の就職活動で使えるTOEIC

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就職活動や企業提出用資料に最も多く使われているのが、このTOEICです。  

 

日本だけではなく、中国、韓国でも受験されてる試験ですが、日本を含むこの三カ国以外ではほとんど知られていないのが現状です。

TOEICはビジネスの場でのコミュニケーションスキルを測るために作られたテストです。

 

実際にTOEICプログラムを運営している財団法人国際コミュニケーション協会の報告書「上場企業における英語活用実態調査」(有効回答数304社)によると、日本の75%の企業が「英語を使用する場面がある」と回答。そして、28.5%の企業が「海外主張者抜選にTOEIC®︎テストを利用している」と回答しています。

http://www.iibc-global.org/library/redirect_only/library/toeic_data/toeic/pdf/data/katsuyo_2013.pdf

 

外資系企業や上場企業に務める方や、これからそうした方向の企業に就職したいと考える方は取得しておくべきですね。

 

 

アメリカや日本の大学出願に有効なTOEFL

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TOEFLアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学と130カ国9000以上の機関で英語能力の証明、入学や卒業、奨学金の基準として認められています。

 

日本でも、AO入試や帰国子女枠で使用することができます。

 

このTOEFLは非常に凡用性の高いテストなので、英語圏の留学をはじめ、AO入試や、まだ希望する大学が決まっていない場合でも、TOEFLを取得しておくことに越したことはないでしょう。

 

 

カナダやイギリスへの進学や移住が目的ならばIELTS

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日本ではまだまだ度の低いIELTSですが、世界的に見るとTOEFLよりも受験者数の多い試験です。このIELTSはアメリカ以外の多くの国で、進学や移住に利用することができるテストです。

 

アメリカ以外でもと言っても、実はアメリカでも少しづつ使えるようにはなってきていますが。

 

2014年に英国内でTOEFLの不正が発覚して以来、イギリスのビザの申請にはIELTSしか使えなくなりました。

agora-web.jp

 

 まとめ

一口に英語の試験といっても、TOEICは就職やビジネスシーン、TOEFLは進学、IELTSは進学や移住といったように、それぞれ内容や受験する目的が全然違います。 目的によってどの試験を受験するか選びつつ、今の目標を達成するために勉強に励んでくださいね。